Dockerで立ち上げたサーバーが遅すぎる。
「はい、サーバーが立ち上がるまで、5分かかりました」
なんていう先生の声が脳内でリフレインする。
docker compose up -d
コマンドを打った後の話である。
何が言いたいかというと、Docker
で立ち上げたサーバーが以上に重い。
立ち上げ後、ブラウザが表示されるまで5分以上かかり、更新をクリック後、更新がかかるまで5分以上かかる。
これじゃ、なかなか作業が進まない。
それに前述、前回書いたようにホットリロードがかからないし、そもそも遅すぎてホットリロードが正常に機能しているかがわからない。
どう解決するか
じゃあ、どうするべきか。
うまくいくかはわからないが、これもまた前回の記事で書いたように、「wsl上にファイルを置く」ということで少なくともホットリロードは解決するかもしれない。
またDockerもWSL上で動かしているので、開発環境のスピードも上がるかもしれない。
というのも下記のような内容のコメントを見つけた。
特殊な理由がない限り、複数のオペレーティング システム間でファイルを操作しないことをお勧めします。 Linux コマンド ライン (Ubuntu、OpenSUSE など) で作業している場合、最速のパフォーマンス速度を実現するには、ファイルを WSL ファイル システムに格納します。 Microsoft公式 - OS ファイル システム間でのパフォーマンス ということでやってみる。
ファイルを WSL ファイル システムに格納する
まずはUbuntu
を開く。そうするとターミナルが開くので
pwd
コマンドで自身がどこにいるかを確認する。たぶん/home/UserName
にいる。
次にそこにプロジェクトフォルダを作成する。
mkdir projectName
作成したプロジェクトに移動し、
cd projectName
VsCodeを開く。
code .
そこでプロジェクトを作成する。 今回は「DockerでnextJsとnestJsの環境構築をする」で作成したものと同じものを作成した。
次に拡張機能WSLを取ると、リモート接続してくれる。
そこでDocker
を起動すれば上手く行くと思うが、起動後すぐに落ちる。
The command 'docker' could not be found in this WSL 2 distro.
We recommend to activate the WSL integration in Docker Desktop settings.
というエラー出ていること確認した。
エラー文通りに実行する。
Docker Desktop >Resources >WSL integration
でUbuntu
をon
にする。
これによりDocker
コマンドは使えるようになったが、まだ起動しない。
よくわからないのでdocker compose up
を実行(-d
)を取って実行すると、エラーログなようなものが出てきた。
$ docker compose up
[+] Running 2/0
⠿ Container nextnestdockerbase-frontend-1 Created 0.0s
⠿ Container nextnestdockerbase-backend-1 Created 0.0s
Attaching to nextnestdockerbase-backend-1, nextnestdockerbase-frontend-1
nextnestdockerbase-backend-1 |
nextnestdockerbase-backend-1 | > backend@0.0.1 start:dev
nextnestdockerbase-backend-1 | > nest start --watch
nextnestdockerbase-backend-1 |
nextnestdockerbase-backend-1 | sh: 1: nest: Permission denied
nextnestdockerbase-frontend-1 |
nextnestdockerbase-frontend-1 | > frontend@0.1.0 dev
nextnestdockerbase-frontend-1 | > next -p 3333
nextnestdockerbase-frontend-1 |
nextnestdockerbase-frontend-1 | sh: 1: next: Permission denied
nextnestdockerbase-backend-1 exited with code 126
nextnestdockerbase-frontend-1 exited with code 126
ちなみに-d
は
コンテナはバックグランドで起動し、そのまま実行し続けます。
とのことらしい。
……解決できない。 環境構築の時間をかけすぎるのも問題なので、ここでいったんDocker
と仲違いすることにした。